ベトナムから新しい従業員のダン君が来日しました。
本来、外国人(実習生など)を雇用するには、なんとかかんとか機関などを通さないと雇用ができません。
もちろん色々な機関を通すため、相当なお金がかかり、更には本人に支払える給料の上限なんかもあります。
外国人実習生が雇用先から失踪するケースが相次いでおり、その原因の大きな割合を占めるのが
1,職場での日本人によるいじめ
これは来日して日本語もはっきり言ってしばらくはほとんど話せません。もちろん彼らは勉強してから来日しますが、ネイティブがいきなりぶっつけ本番でなおかつ日本には地方により
同じ意味でも言葉は無数にあります。彼らは標準語で覚えてきますので、分からない言葉だらけで
はっきり言って仕事になりません。
その状況で上司や雇用主に叱られ、エスカレートしていじめに遭います。
2,聞いていた内容と違う仕事をさせられる
例えば土木の大学を故郷で卒業し、日本で土木の重機や施工管理の仕事に就けるという契約で来日しても、何年間も重労働させられたり、汚い仕事をずっとやらされたり、残業費なしで夜間20時まで働かされたり
3,賃金が安い
これが一番かもしれません。私のところに様々な外国人たちから相談が来ます。
彼らの給与明細をいくつも拝見しますが、社会保険で5万円控除され、さらになぜか国民健康保険の名目で更に5万円控除されたり、はたまた税金と言う名目で5万円控除されたり、寮費で10万円とか、結局手元に3,4万円しか彼らに残らないようになっていました。
これで、彼らは祖国に仕送りもできず、不自由な生活をしてしまいます。
私はこのような給与明細と振込履歴を散々見てきました。
そりゃ失踪します。
もちろん殆どの企業がしっかりされている中で、このような一部の企業がこういった事をされているのは非常に残念です。
そして毎月企業は紹介、斡旋した仲介業者に手数料を支払います。
色々と悪循環です。
だから、当社は自社だけでベトナム現地の行政書士や入管、色々な先生方に助けられて
仲介業者を通さずに雇用することが出来ました。
ダン君には頑張ってもらいたいです。沢山、日本で稼いで技術を付けて
送り出してくれたお母さんやお父さんを幸せにしてくださいね。
産まれて初めて食べた すき家の牛丼が、とても美味しいですと感動していた。
この記事は社長の個人的見解です。